転職は、キャリアにおける重要な転機です。自分に合った企業と出会い、理想のキャリアを実現するためには、転職活動のパートナーとなる「転職サイト」選びが極めて重要になります。しかし、世の中には数多くの転職サイトが存在し、「どのサイトを使えば良いのかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2024年の最新情報に基づき、おすすめの転職サイト30選を網羅的にご紹介します。総合型から特化型、年代別、目的別、職種別と、あらゆるニーズに対応できるよう徹底的に比較・解説します。さらに、転職サイトと転職エージェントの違い、失敗しない選び方のポイント、登録から内定までの具体的なステップ、そして転職サイトを最大限に活用するコツまで、転職活動を成功に導くためのノウハウを凝縮しました。
この記事を読めば、あなたに最適な転職サイトが見つかり、自信を持って転職活動の第一歩を踏み出せるはずです。
目次
おすすめ転職サイト30選 比較一覧表
この記事でご紹介するおすすめの転職サイト30選を一覧表にまとめました。まずは全体像を把握し、自分に合いそうなサイトを見つけるための参考にしてください。各サイトの詳細は、後の章で詳しく解説します。
カテゴリ | サイト名 | 特徴 | 主な対象者 |
---|---|---|---|
総合 | リクナビNEXT | 業界最大級の求人数。あらゆる年代・職種に対応。 | 全ての転職者 |
doda | 求人検索とエージェントサービスを両立。サポートが手厚い。 | 20代〜30代、転職初心者 | |
マイナビ転職 | 20代〜30代の若手・中堅層に強み。独占求人も多い。 | 20代〜30代 | |
ビズリーチ | 年収600万円以上のハイクラス向け。ヘッドハンターからのスカウトが中心。 | ハイクラス層、管理職 | |
Green | IT・Web業界に特化。ベンチャー・スタートアップ企業が豊富。 | ITエンジニア、Webクリエイター | |
年代別 | Re就活 | 20代・第二新卒専門。未経験歓迎求人が多数。 | 20代、第二新卒 |
type | 首都圏のIT・営業・企画職に強み。キャリア志向の30代向け。 | 30代、首都圏勤務希望者 | |
FROM 40 | 40代・50代専門。ミドル・シニア層の豊富な経験を活かせる求人。 | 40代、50代 | |
リクルートダイレクトスカウト | ハイクラス向けのスカウトサービス。年収800万円以上の求人が多数。 | 40代以上のハイクラス層 | |
属性・目的別 | JACリクルートメント | 外資系・グローバル企業、管理部門に特化。コンサルタントの質が高い。 | ハイクラス層、語学力を活かしたい方 |
type女性の転職エージェント | 女性のキャリア支援に特化。働きやすい環境の求人が豊富。 | 20代〜30代の女性 | |
リブズ | 多様な働き方を希望する女性向け。リモートワーク、時短勤務など。 | ライフイベントと両立したい女性 | |
マイナビジョブ20’s | 20代・第二新卒・既卒専門のエージェントサービス。 | 20代、第二新卒、既卒 | |
ハタラクティブ | 未経験からの正社員就職支援に強み。手厚いカウンセリング。 | フリーター、既卒、未経験者 | |
en転職 | 「正直・詳細」な求人情報が特徴。入社後のミスマッチを防ぐ。 | 未経験者、慎重に企業を選びたい方 | |
就職Shop | 書類選考なしで面接に進める。人物重視の採用を行う企業が中心。 | フリーター、社会人経験が少ない方 | |
職種別 | レバテックキャリア | ITエンジニア専門。高年収求人や技術に精通したアドバイザーが強み。 | IT・Webエンジニア |
Findy | スキル偏差値で市場価値を可視化。ハイスキルなエンジニア向け。 | IT・Webエンジニア(中〜上級者) | |
マイナビ営業 AGENT | 営業職に特化したエージェントサービス。非公開求人も多数。 | 営業職 | |
MS-Japan | 管理部門(経理・人事・法務等)と士業(弁護士・会計士等)に特化。 | 管理部門職、士業 | |
マイナビクリエイター | Web・ゲーム・映像業界のクリエイター職専門。ポートフォリオ作成支援も。 | Webデザイナー、ゲームクリエイター等 | |
レバウェル看護 | 看護師専門で業界最大級の求人数。手厚いサポート体制。 | 看護師 | |
コトラ | 金融・コンサル業界に特化。専門性の高いポジションが豊富。 | 金融専門職 | |
アクシスコンサルティング | コンサル業界専門。現役コンサルタントの転職支援に強み。 | コンサルタント |
※上記以外にも、本記事ではさらに多くのサイトを紹介しています。
転職サイトとは?転職エージェントとの違いを解説
転職活動を始めるにあたり、多くの人が最初に利用を検討するのが「転職サイト」と「転職エージェント」です。この二つは混同されがちですが、サービス内容や活用方法が大きく異なります。それぞれの特徴を正しく理解し、自分に合ったサービスを選ぶことが、転職成功への第一歩です。
転職サイトの特徴
転職サイトとは、企業が掲載する求人情報を集約し、求職者が自ら検索して応募するプラットフォームサービスです。いわば、求人情報の「デパート」のようなもので、多種多様な企業の求人が一覧で掲載されています。
メリット
- 自分のペースで転職活動を進められる: 転職サイトの最大のメリットは、時間や場所に縛られず、自分の好きなタイミングで求人情報を閲覧し、応募できる点です。通勤中の電車内や就寝前のわずかな時間でも、スマートフォン一つで手軽に情報収集ができます。誰かに急かされることなく、じっくりと企業を比較検討したい人に向いています。
- 圧倒的な求人情報量: 大手の総合型転職サイトには、数万件から数十万件という膨大な数の求人が掲載されています。業界や職種、勤務地、雇用形態など、様々な条件で絞り込み検索ができるため、幅広い選択肢の中から自分の希望に合った求人を探し出せます。自分では思いもよらなかった業界や企業との出会いが生まれる可能性も秘めています。
- 企業と直接コミュニケーションが取れる: 応募後は、基本的に採用担当者と直接メッセージのやり取りを行います。企業の雰囲気や担当者の人柄を直接感じることができ、面接前から企業理解を深めることが可能です。間に第三者が入らないため、スピーディーに選考が進むケースもあります。
デメリット
- すべての作業を自分で行う必要がある: 求人検索から応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成、面接日程の調整、給与などの条件交渉まで、転職活動に関わるすべてのプロセスを自分自身で管理・実行する必要があります。そのため、高い自己管理能力と主体性が求められます。仕事が忙しい人にとっては、負担に感じることもあるでしょう。
- 客観的なアドバイスが得にくい: 転職エージェントのように、キャリアの専門家から客観的なアドバイスをもらう機会はありません。「自分の市場価値はどのくらいか」「この職務経歴書でアピールできるか」といった疑問や不安を、自分一人で解決しなければなりません。
- 非公開求人に応募できない: 企業が戦略上、一般には公開せずに募集する「非公開求人」には、転職サイト経由では基本的に応募できません。特に、重要なポジションや専門性の高い職種は非公開で募集されることが多いため、ハイクラス転職などを目指す場合は機会損失に繋がる可能性があります。
転職エージェントの特徴
転職エージェントとは、専門のキャリアアドバイザー(またはキャリアコンサルタント)が、求職者一人ひとりに担当として付き、転職活動を全面的にサポートしてくれるサービスです。求職者と企業の間に立ち、最適なマッチングを実現することを目指します。
メリット
- 手厚いサポートが受けられる: 転職エージェントの最大の強みは、プロによる手厚いサポートです。キャリアの棚卸しや自己分析の相談から始まり、希望に合った求人の紹介、応募書類の添削、模擬面接などの面接対策、さらには自分では言い出しにくい給与や待遇の交渉まで、転職活動のあらゆる場面で専門的な支援を受けられます。特に、初めての転職で何から始めれば良いかわからない人にとっては、心強い味方となるでしょう。
- 非公開求人を紹介してもらえる: 転職エージェントは、一般の転職サイトには掲載されていない「非公開求人」を多数保有しています。これらは、企業の経営戦略に関わる重要なポジションや、競合他社に知られたくない新規事業の求人、応募が殺到するのを避けたい人気企業の求人などが含まれます。自分の経歴やスキルにマッチした、質の高い非公開求人に出会える可能性があります。
- 効率的に転職活動が進められる: 在職中で忙しい人でも、キャリアアドバイザーが希望条件に合った求人をピックアップして紹介してくれるため、自分で求人を探す手間が大幅に省けます。また、面接日程の調整や企業との連絡も代行してくれるため、転職活動全体の負担を軽減し、効率的に進めることができます。
デメリット
- 自分のペースで進めにくい場合がある: キャリアアドバイザーと二人三脚で進めるため、良くも悪くも担当者のペースに影響されることがあります。熱心な担当者から頻繁に連絡が来たり、応募を勧められたりすることで、プレッシャーを感じる人もいるかもしれません。
- 担当者との相性が重要: サポートの質は、担当となるキャリアアドバイザーのスキルや経験、そして自分との相性に大きく左右されます。「希望を汲み取ってくれない」「紹介される求人がずれている」など、もし相性が合わないと感じた場合は、担当者の変更を申し出ることも可能です。
- 紹介される求人が限定されることがある: 転職エージェントは、保有している求人の中から、求職者の経歴やスキルにマッチすると判断したものを紹介します。そのため、転職サイトのように自分で自由に全ての求人を閲覧することはできません。時として、エージェント側の都合(紹介しやすい求人など)が影響し、選択肢が狭まってしまう可能性もゼロではありません。
結局どっちを使うべき?併用がおすすめな理由
転職サイトと転職エージェント、それぞれにメリット・デメリットがあるため、「どちらか一方だけを使う」のではなく、両方のサービスを賢く「併用」することが、転職を成功させるための最も効果的な戦略です。
サービス | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
役割 | 求人情報の検索・応募 | 転職活動のトータルサポート |
求人数 | 非常に多い(公開求人) | 多い(非公開求人を含む) |
主体性 | 求職者主体 | エージェントとの二人三脚 |
サポート | 基本的になし | 手厚い(書類添削、面接対策、交渉代行など) |
おすすめな人 | 自分のペースで進めたい人、多くの選択肢を見たい人 | 初めて転職する人、プロの支援が欲しい人、忙しい人 |
併用するメリット
- 情報の網羅性を高める: 転職サイトでしか扱っていない求人、転職エージェントしか持っていない非公開求人の両方にアクセスできるため、機会損失を防ぎ、応募できる求人の選択肢を最大化できます。
- 客観的な視点を得る: 転職サイトで自分で市場の動向や求人の傾向を掴みつつ、転職エージェントから「あなたの経歴なら、こんなキャリアも考えられますよ」といったプロの客観的なアドバイスをもらうことで、キャリアの選択肢を広げ、より納得感のある意思決定ができます。
- 効率性と主体性の両立: 転職エージェントに求人紹介や日程調整を任せて効率化を図りつつ、空いた時間で転職サイトをチェックし、自分の興味のある求人に自由に応募するといった使い分けが可能です。
具体的な併用方法としては、まず大手の総合型転職サイトに2〜3社登録して情報収集を開始し、同時に自分の希望する業界や職種に強い転職エージェントに1〜2社登録して面談を受ける、という流れがおすすめです。これにより、転職活動の初期段階から、広い視野と専門的なサポートの両方を手に入れることができます。
失敗しない転職サイトの選び方5つのポイント
数ある転職サイトの中から自分に最適なものを見つけ出すためには、いくつかの重要な視点を持って比較検討する必要があります。ここでは、転職サイト選びで失敗しないための5つのポイントを具体的に解説します。
① 求人数の多さと求人の質で選ぶ
転職サイトを選ぶ上で最も基本的な指標となるのが「求人数」です。求人数が多ければ多いほど、それだけ多くの選択肢があることを意味し、自分の希望条件に合致する求人に出会える確率が高まります。特に、キャリアプランがまだ固まっていない段階では、求人数の多い総合型サイトに登録し、どのような仕事があるのかを幅広く見てみるのが良いでしょう。
しかし、重要なのは単なる「量」だけではありません。それ以上に「質」が重要です。質の高い求人とは、以下のような要素を持つ求人を指します。
- 求人情報が詳細で具体的: 仕事内容、求めるスキル、労働条件、企業のビジョンなどが具体的に記載されており、入社後の働き方をイメージしやすい。
- 企業の魅力が伝わる: 事業内容だけでなく、社風、福利厚生、キャリアパス、社員インタビューなど、その企業で働くことの魅力が伝わる情報が豊富に掲載されている。
- 自分のキャリアプランに合致する: 自分の経験やスキルを活かせ、かつ将来の目標に繋がるような求人であること。
求人の質を見極めるためには、求人票を注意深く読み込むことが大切です。曖昧な表現が多い、仕事内容が不明確といった求人は注意が必要です。また、各転職サイトが独自に保有する「独占求人」や「先行公開求人」も、サイトの質を測る一つの指標になります。企業が特定の転職サイトを信頼している証しとも言えるからです。
まずは求人数の多い大手サイトで選択肢を確保し、その上で自分の希望業界・職種に強い特化型サイトで質の高い求人を探す、という両面からのアプローチが効果的です。
② 自分の年代に合っているかで選ぶ
転職市場では、年代によって企業から求められる役割や期待が異なります。そのため、自分の年代に合った強みを持つ転職サイトを選ぶことが、効率的な転職活動に繋がります。
- 20代: ポテンシャルや人柄を重視した「未経験歓迎」の求人や、キャリアチェンジを応援する求人が多いのが特徴です。第二新卒向けの求人も豊富です。「マイナビ転職」や「Re就活」のように、若手向けの求人を多く扱い、初めての転職をサポートするコンテンツが充実しているサイトがおすすめです。
- 30代: 即戦力としてのスキルや経験、そして今後のリーダー・マネージャー候補としてのポテンシャルが求められる年代です。キャリアアップを目指す求人が多くなります。「doda」や「type」など、幅広い業界・職種の求人を持ちつつ、キャリアアップ支援にも力を入れているサイトが適しています。
- 40代・50代: 高度な専門性やマネジメント経験、課題解決能力が求められます。求人数は若手向けに比べて少なくなりますが、その分、役職付きのポジションや経営幹部候補などのハイクラス求人が中心となります。「ビズリーチ」や「リクルートダイレクトスカウト」といったスカウト型のハイクラス向けサイトや、「FROM 40」のようなミドル・シニア専門サイトを活用し、自分の経験価値を正しく評価してくれる企業を探すことが重要です。
自分の年代を主要ターゲットとしているサイトには、同年代のライバルが多く登録しており、企業側もその年代の採用を目的として求人を掲載しています。そのため、ミスマッチが少なく、効率的に選考を進められる可能性が高いのです。
③ 希望する職種や業界に特化しているかで選ぶ
転職サイトは、大きく「総合型」と「特化型」の2種類に分けられます。
- 総合型転職サイト: あらゆる業界・職種の求人を網羅的に扱っています。求人数が圧倒的に多く、幅広い選択肢から探せるのがメリットです。(例: リクナビNEXT, doda)
- 特化型転職サイト: 特定の業界(IT、医療など)、職種(エンジニア、クリエイターなど)、属性(ハイクラス、女性など)に特化しています。専門性の高い求人が集まりやすく、その分野ならではの深い情報が得られるのがメリットです。(例: Green, レバテックキャリア, MS-Japan)
もし、進みたい業界や職種が明確に決まっているのであれば、総合型サイトと並行して特化型サイトにも登録することをおすすめします。例えば、ITエンジニアであればIT業界に特化した「Green」や「レバテックキャリア」、管理部門でのキャリアを考えているなら「MS-Japan」といった具合です。
特化型サイトを利用するメリットは、単に専門求人が多いだけではありません。サイト自体がその業界の動向や専門知識に関するコラムを掲載していたり、場合によってはその業界出身のアドバイザーが在籍していたりと、転職活動に役立つ質の高い情報を得やすいという利点があります。これにより、業界理解を深め、より的確な自己アピールができるようになります。
④ サイトの機能やサービスの使いやすさで選ぶ
転職活動は、数週間から数ヶ月にわたることも珍しくありません。そのため、ストレスなく使い続けられるサイトを選ぶことも重要なポイントです。具体的には、以下のような機能性や使いやすさをチェックしてみましょう。
- 検索機能: 「リモートワーク可」「フレックスタイム制」「年間休日120日以上」など、自分のこだわり条件で細かく絞り込み検索ができるか。検索条件を保存して、新着求人をメールで受け取れる機能も便利です。
- レジュメ作成機能: Web上で簡単に職務経歴書を作成・編集できるか。一度作っておけば、複数の企業にスムーズに応募できます。
- 応募管理機能: どの企業にいつ応募し、現在の選考ステータスはどうなっているのかを一覧で管理できるか。複数社に同時に応募する場合、この機能は必須です。
- スマートフォンアプリの有無: スマホアプリがあれば、移動中や休憩中など、すきま時間を使って手軽に求人探しやメッセージの確認ができます。プッシュ通知で新着求人や企業からの連絡を見逃さずに済みます。
これらの機能は、ほとんどの転職サイトに備わっていますが、そのデザインや操作性(UI/UX)はサイトによって異なります。実際にいくつかのサイトに登録してみて、自分にとって直感的に操作しやすく、見やすいと感じるサイトをメインに活用するのが良いでしょう。
⑤ スカウト機能の有無で選ぶ
スカウト機能(オファー機能)とは、自分の職務経歴書を匿名で公開しておくことで、それに興味を持った企業や転職エージェントから直接アプローチ(スカウトメール)が届くサービスです。これは、転職活動において非常に強力な武器となります。
スカウト機能のメリットは多岐にわたります。
- 自分の市場価値がわかる: どのような企業から、どのくらいの年収提示でスカウトが来るのかを見ることで、現在の自分のスキルや経験が転職市場でどの程度評価されるのかを客観的に把握できます。
- 思わぬ企業との出会い: 自分では検索しなかったような業界や企業からスカウトが届き、新たなキャリアの可能性に気づくことがあります。視野を広げる絶好の機会です。
- 選考が有利に進むことがある: 企業側から「ぜひ会いたい」という形でアプローチが来ているため、書類選考が免除されたり、面接が確約されたりする「プラチナスカウト」のような特別なオファーが届くこともあります。
質の高いスカウトを受け取るためには、プロフィールや職務経歴書をできる限り詳細に、かつ魅力的に書き上げることが不可欠です。これまでの実績を具体的な数字で示したり、扱えるツールや言語などを網羅的に記載したりすることで、企業側の目に留まりやすくなります。
「ビズリーチ」や「リクルートダイレクトスカウト」のようにスカウトがメインのサイトはもちろん、多くの総合型サイトにもこの機能は搭載されています。転職サイトに登録したら、まずはスカウト機能が使えるように設定をオンにし、プロフィールを充実させることから始めましょう。
【総合】まず登録したいおすすめ転職サイト5選
ここでは、業界や職種、年代を問わず、多くの転職者にとって最初の選択肢となる、信頼と実績のある総合型転職サイトを5つ厳選して紹介します。迷ったら、まずこの中から2〜3社登録してみることをおすすめします。
① リクナビNEXT
「リクナビNEXT」は、株式会社リクルートが運営する、日本最大級の会員数を誇る転職サイトです。その圧倒的な知名度とブランド力から、大手企業から中小・ベンチャー企業まで、常時数万件以上の多様な求人が掲載されています。
- 特徴:
- 業界・職種を問わない網羅的な求人数: あらゆる転職希望者のニーズに応えられるだけの、膨大な求人データベースを持っています。特に、リクナビNEXTにしか掲載されていない「独占求人」も多数存在します。
- 充実した診断ツール: 自分の強みを発見できる「グッドポイント診断」は、自己分析や職務経歴書の作成、面接での自己PRに役立つと評判です。無料で利用できるため、登録したらぜひ試してみる価値があります。
- スカウト機能(オファーDM): 職務経歴書を登録しておくと、企業や転職エージェントから直接オファーが届きます。自分の市場価値を知る良い機会になります。
- どんな人におすすめか:
- 初めて転職活動をする20代〜30代の若手・中堅層
- どのような求人があるのか、まずは幅広く情報収集したい方
- 自分の強みや適性を客観的に診断してみたい方
リクナビNEXTは、転職を考え始めたら、まず最初に登録しておくべき「王道」の転職サイトと言えるでしょう。豊富な求人の中から自分の可能性を探りつつ、便利な機能を使って転職活動の基礎を固めるのに最適です。
(参照: リクナビNEXT公式サイト)
② doda
「doda」は、パーソルキャリア株式会社が運営する、転職サイトと転職エージェントの両方の機能を兼ね備えたユニークなサービスです。「自分で探す」と「プロに任せる」を一つのプラットフォームで実現できるのが最大の強みです。
- 特徴:
- 転職サイトとエージェントのハイブリッド型: 登録すると、自分で求人を検索・応募できるだけでなく、希望すれば専門のエージェントによるサポートも無料で受けられます。書類添削や面接対策、非公開求人の紹介など、手厚い支援が魅力です。
- 豊富な求人数と多様な特集: 公開求人数は20万件以上(2024年5月時点、参照: doda公式サイト)と業界トップクラス。ITエンジニア、営業、企画・管理部門など、職種別の専門サイトも充実しており、目的の求人を探しやすい設計になっています。
- 多彩な診断サービス: 「年収査定」「キャリアタイプ診断」「合格診断」など、自己分析や企業選びに役立つユニークな診断ツールが豊富に用意されています。
- どんな人におすすめか:
- 自分のペースで探しつつ、必要に応じてプロのアドバイスも受けたい方
- 20代〜30代で、キャリアアップを目指している方
- 非公開求人にも興味があるが、まずは自分で探してみたい方
dodaは、転職活動の自由度とサポートの手厚さを両立させたいという、欲張りなニーズに応えてくれるサービスです。一つのサイトで多様なアプローチが可能なため、効率的に転職活動を進めたい多忙なビジネスパーソンに特におすすめです。
③ マイナビ転職
「マイナビ転職」は、株式会社マイナビが運営する転職サイトで、特に20代〜30代の若手・中堅層の転職支援に強みを持っています。新卒採用で培った企業との太いパイプを活かし、質の高い求人を多数掲載しています。
- 特徴:
- 若手・中堅層向けの求人が豊富: 全体の求人のうち、約8割が35歳以下の若手・中堅層を対象としており(参照: マイナビ転職公式サイト)、未経験者歓迎の求人も多く含まれています。
- 独占求人・先行公開求人が多い: 「マイナビ転職」だけに掲載されている求人が全体の約8割を占めており(参照: マイナビ転職公式サイト)、他では出会えない優良企業との出会いが期待できます。
- 地域密着型の求人情報: 全国各地に拠点を持ち、地方の中小・優良企業の求人にも強いのが特徴です。Uターン・Iターン転職を考えている方にも最適です。定期的に全国で転職フェアを開催しており、企業と直接話せる機会も提供しています。
- どんな人におすすめか:
- 20代〜30代で、初めてまたは2回目の転職を考えている方
- 大手だけでなく、地域に根ざした優良企業にも興味がある方
- 独占求人の中から、競争率の低い穴場企業を探したい方
マイナビ転職は、将来性のある若手人材を採用したい企業と、キャリアの可能性を広げたい若手求職者とのマッチングに定評があります。丁寧な求人情報と充実したサポートコンテンツで、安心して転職活動を進められます。
④ ビズリーチ
「ビズリーチ」は、株式会社ビズリーチが運営する、年収600万円以上の管理職・専門職を中心としたハイクラス人材向けの転職サイトです。これまでの転職サイトとは一線を画す「スカウト型」のサービスモデルが特徴です。
- 特徴:
- ヘッドハンターからのスカウトがメイン: 職務経歴書を登録すると、国内外の優良企業や厳しい基準をクリアしたヘッドハンターから直接スカウトが届きます。自分の市場価値をダイレクトに知ることができます。
- 質の高いハイクラス求人: 公開されている求人に加え、経営幹部や専門職など、一般には公開されない重要なポジションの非公開求人が多数存在します。
- 有料プランによる積極的な転職活動: 無料でもスカウトの閲覧・返信は可能ですが、有料の「プレミアムステージ」に登録することで、全ての求人を閲覧・応募でき、より能動的な転職活動が可能になります。
- どんな人におすすめか:
- 現年収600万円以上で、さらなるキャリアアップを目指す30代〜50代
- 管理職、専門職としての経験を活かしたい方
- 自分の市場価値を試してみたい、質の高いスカウトを受け取りたい方
ビズリーチは、「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」というブランドを確立しており、自分のキャリアに自信があり、より高いステージを目指したいと考えるビジネスパーソンにとって必須のツールと言えるでしょう。
⑤ Green
「Green」は、株式会社アトラエが運営する、IT・Web業界に特化した転職サイトです。エンジニアやデザイナー、マーケター、営業など、Web業界で働くあらゆる職種をカバーしており、特に成長著しいベンチャー・スタートアップ企業の求人に強みを持っています。
- 特徴:
- IT・Web業界の求人が豊富: 成長中のIT企業を中心に、常時2万件以上の求人を掲載(2024年5月時点、参照: Green公式サイト)。最新技術を扱う企業の求人や、魅力的なスタートアップ企業の求人が多数見つかります。
- カジュアルな面談「気になる」機能: 応募の前に、まずは「話を聞いてみたい」という意思表示ができる「気になる」機能があります。企業と求職者が対等な立場で、カジュアルな面談から始められる文化が根付いています。
- 人事担当者からの直接スカウト: 登録者の約60%が企業の人事担当者から直接スカウトを受け取っており(参照: Green公式サイト)、スピーディーな選考が期待できます。企業のリアルな情報がわかる写真付きの求人ページも特徴的です。
- どんな人におすすめか:
- IT・Web業界での転職を希望するエンジニア、デザイナー、マーケターなど
- 成長意欲が高く、ベンチャーやスタートアップ企業で働きたい方
- 堅苦しい選考ではなく、まずはカジュアルに企業と話をしてみたい方
Greenは、スピード感と裁量を持って働きたいと考えるIT・Web人材にとって、最適なプラットフォームです。企業の「リアル」を伝えることに注力しており、入社後のミスマッチが起こりにくいのも魅力の一つです。
【年代別】おすすめの転職サイト6選
転職は年代ごとに課題や目的が異なります。ここでは、20代、30代、40代・50代それぞれの年代に特化した、または特に強みを持つ転職サイトをピックアップしてご紹介します。
① 【20代向け】マイナビ転職
「マイナビ転職」は総合型サイトですが、前述の通り、特に20代の転職支援に注力しています。新卒採用で築いた幅広い企業ネットワークを活かし、ポテンシャルを重視してくれる若手歓迎の求人を多数掲載しています。初めての転職で何から手をつけて良いかわからない20代にとって、サイト内の転職ノウハウコンテンツも非常に役立ちます。「適性診断」や「転職MYコーチ」といったサポート機能も充実しており、安心して転職活動を進められる環境が整っています。社会人経験が浅い方や、キャリアチェンジを考えている20代にまず登録をおすすめしたいサイトです。
(参照: マイナビ転職公式サイト)
② 【20代向け】Re就活
「Re就活」は、株式会社学情が運営する日本で唯一の20代専門転職サイトです。その名の通り、第二新卒や既卒、キャリアチェンジを目指す20代に特化しています。「未経験者歓迎」の求人が9割以上を占め、ポテンシャル採用に積極的な企業が集まっています。職種や業種の説明が丁寧で、社会人経験が少ない求職者にも分かりやすいように工夫されています。また、Webセミナーや合同企業セミナー(転職博)も頻繁に開催しており、直接企業と接点を持つ機会が多いのも魅力です。経歴に自信がないけれど、正社員として新たな一歩を踏み出したい20代にとって、最適なプラットフォームと言えるでしょう。
(参照: Re就活公式サイト)
③ 【30代向け】doda
30代の転職では、これまでの経験を活かした即戦力としての活躍が期待されます。「doda」は、幅広い業界・職種の求人を網羅しており、キャリアアップを目指す30代が求める専門性の高い求人や、マネジメント候補の求人が豊富です。エージェントサービスを併用すれば、キャリアアドバイザーから自身の市場価値に基づいた客観的なアドバイスを受けられ、キャリアプランの再設計にも役立ちます。年収査定ツールなどを活用して自分の現在地を把握し、戦略的にキャリアアップを目指したい30代にとって、非常に頼りになる存在です。
(参照: doda公式サイト)
④ 【30代向け】type
「type」は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職サイトで、特に首都圏でのキャリアアップを目指す30代に強いとされています。ITエンジニア、営業、企画・管理系職種の求人が充実しており、年収500万円以上の求人が多くを占めます。AIによる求人提案や、自身の市場価値を診断する機能など、テクノロジーを活用したサービスも特徴的です。また、「転職力診断テスト」や詳細な企業インタビュー記事など、自己分析や企業研究に役立つコンテンツも豊富です。首都圏で専門性を活かして年収アップを狙いたい、知的好奇心の高い30代におすすめです。
(参照: type公式サイト)
⑤ 【40代・50代向け】FROM 40
「FROM 40」は、株式会社ダトラが運営する40代・50代のミドル・シニア層に特化した転職サイトです。年齢を理由に応募をためらう必要がなく、これまでの豊富な経験やスキルを正当に評価してくれる企業の求人のみが掲載されています。役職付きの求人や、顧問、業務委託といった多様な働き方の求人も見つかります。スカウト機能も搭載されており、経歴を登録しておくだけで企業から直接オファーが届く可能性もあります。これまでのキャリアを活かして、まだまだ現役で活躍し続けたいと考える40代・50代にとって、心強い味方となるでしょう。
(参照: FROM 40公式サイト)
⑥ 【40代・50代向け】リクルートダイレクトスカウト
「リクルートダイレクトスカウト」は、リクルートが運営するハイクラス向けのヘッドハンティングサービスです。特に年収800万円~2,000万円クラスの求人をターゲットとしており、経営幹部、事業部長、高度専門職などのポジションが中心です。登録すると、経歴を見たヘッドハンターから非公開の求人を含んだスカウトが届きます。40代・50代が持つ豊富なマネジメント経験や高度な専門スキルを求める企業と効率的にマッチングできます。自分のキャリアの集大成として、より責任とやりがいの大きなポジションに挑戦したい40代・50代は、必ず登録しておきたいサービスです。
(参照: リクルートダイレクトスカウト公式サイト)
【属性・目的別】おすすめの転職サイト10選
ハイクラス、女性、第二新卒、未経験者など、特定の属性や目的に合わせた転職サイトを選ぶことで、より効率的に理想の求人を見つけることができます。
① 【ハイクラス向け】ビズリーチ
再掲となりますが、ハイクラス転職を語る上で「ビズリーチ」は欠かせません。年収600万円以上がひとつの目安となり、登録には審査があります。合格すると、自分の職務経歴書が多くのヘッドハンターの目に触れることになり、思いもよらない優良企業や外資系企業からスカウトが届く可能性があります。自ら求人を探すだけでなく、「待つ」姿勢で自分の市場価値を測れるのが大きな魅力です。キャリアに自信のある方が、次のステージに進むための強力なツールとなります。
(参照: ビズリーチ公式サイト)
② 【ハイクラス向け】JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、管理職・専門職の転職支援に30年以上の実績を持つ、ハイクラス特化型の転職エージェントです。特に外資系企業やグローバル企業の求人に強く、英文レジュメの添削サポートなども充実しています。各業界に精通したコンサルタントが約1,200名在籍しており(参照: JACリクルートメント公式サイト)、専門性の高いコンサルティングが受けられると評判です。年収600万円以上の方が主な対象で、語学力を活かしたい方や、より専門性を高めたい30代~50代におすすめです。
③ 【女性向け】type女性の転職エージェント
「type女性の転職エージェント」は、年間数千名以上の女性の転職を支援している、女性に特化した転職エージェントです。「産休・育休取得実績あり」「女性管理職登用実績あり」「残業月20時間以内」など、女性が長く働きやすい環境の求人を多数保有しています。キャリアアドバイザーも女性のキャリアに深い理解があり、ライフプランを見据えたカウンセリングを行ってくれます。結婚や出産などのライフイベントとキャリアを両立させたいと考える20代~30代の女性に最適です。
(参照: type女性の転職エージェント公式サイト)
④ 【女性向け】リブズ
「リブズ(LiBzCAREER)」は、キャリア女性のための転職サービスで、特に多様な働き方を支援する求人に強みがあります。「リモートワーク」「フレックス」「時短勤務」といった条件で求人を検索でき、ライフステージの変化に合わせて働き方を選びたい女性のニーズに応えます。キャリアアップを目指す求人から、ワークライフバランスを重視する求人まで幅広く扱っており、自分らしいキャリアを築きたい女性を応援するプラットフォームです。
(参照: リブズ公式サイト)
⑤ 【第二新卒・既卒向け】マイナビジョブ20’s
「マイナビジョブ20’s」は、マイナビグループが運営する20代・第二新卒・既卒に特化した転職エージェントです。全求人が20代対象で、未経験OKの求人が半数以上を占めます(参照: マイナビジョブ20’s公式サイト)。専任のキャリアアドバイザーが個別カウンセリングを行い、適性診断を基に求職者の強みや適性に合った求人を紹介してくれます。社会人経験が浅く、自己分析に悩む求職者を手厚くサポートする体制が整っています。
⑥ 【第二新卒・既卒向け】ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は、レバレジーズ株式会社が運営する、フリーターや既卒、第二新卒など未経験からの正社員就職に特化した就職・転職支援サービスです。専任のアドバイザーによるマンツーマンのカウンセリングが特徴で、人柄やポテンシャルを評価してくれる企業の求人を多く扱っています。書類選考通過率は高く、面接対策も徹底的に行ってくれるため、経歴に自信はないが、正社員として安定したキャリアをスタートさせたい若者から高い支持を得ています。
(参照: ハタラクティブ公式サイト)
⑦ 【未経験者向け】doda
再掲ですが、「doda」は未経験者向けの求人探しにも非常に有効です。「未経験者歓迎」の求人特集が常時組まれており、検索機能で簡単に絞り込むことができます。求人数が非常に多いため、未経験から挑戦できる職種の選択肢も豊富です。エージェントサービスを併用すれば、キャリアチェンジに関する相談や、未経験分野への転職を成功させるためのアドバイスも受けられます。キャリアの方向転換を考えている全ての人にとって、心強い味方です。
(参照: doda公式サイト)
⑧ 【未経験者向け】en転職
「en転職」は、「正直・詳細」な求人情報をコンセプトに掲げる転職サイトです。仕事の良い点だけでなく、「仕事の厳しさ」「向いていない人」といった項目まで正直に記載しているのが最大の特徴。これにより、入社後のミスマッチを極力減らすことを目指しています。未経験の職種に挑戦する際は、仕事内容への理解不足からミスマッチが起こりがちですが、en転職を使えばリアルな情報を得られるため、安心して応募できます。慎重に企業を選び、長く働ける職場を見つけたい方におすすめです。
(参照: en転職公式サイト)
⑨ 【ベンチャー・スタートアップ向け】Green
IT・Web業界のイメージが強い「Green」ですが、その求人の多くは成長フェーズにあるベンチャー・スタートアップ企業です。裁量権が大きく、スピード感のある環境で自分の力を試したい、事業の成長にダイレクトに貢献したい、という志向を持つ方に最適です。カジュアル面談から始められる文化も、企業の内部を深く知る上で有効です。0→1や1→10のフェーズに魅力を感じる、チャレンジ精神旺盛な方はぜひ活用したいサイトです。
(参照: Green公式サイト)
⑩ 【フリーター向け】就職Shop
「就職Shop」は、リクルートが運営する、フリーターや既卒、第二新卒など、社会人経験の少ない若者向けの対面型就職支援サービスです。最大の特徴は、書類選考なしで面接に進めること。学歴や職歴ではなく、人柄や意欲を重視する企業の求人のみを紹介しています。キャリアコーディネーターが直接訪問して取材した企業のリアルな情報を提供してくれるため、安心して応募できます。経歴で判断されるのではなく、自分自身を見てほしいと考える若者にぴったりのサービスです。
(参照: 就職Shop公式サイト)
【職種別】おすすめの転職サイト9選
専門性の高い職種では、その分野に特化した転職サイトを利用することで、より質の高い情報と出会いが期待できます。
① 【IT・Webエンジニア向け】レバテックキャリア
「レバテックキャリア」は、IT・Webエンジニアの転職支援に特化した転職エージェントです。業界を熟知したテクニカルな知識を持つキャリアアドバイザーが、求職者のスキルやキャリアプランを深く理解した上で、最適な求人を提案してくれます。高年収の求人や、最新技術を扱う企業の求人が豊富で、年収アップ成功事例も多数。スキルを正当に評価され、より良い条件で働きたいと考えるITエンジニアにとって、登録必須のサービスです。
(参照: レバテックキャリア公式サイト)
② 【IT・Webエンジニア向け】Findy
「Findy」は、GitHubアカウントと連携し、自身のスキルを「スキル偏差値」として可視化できるユニークな転職サービスです。偏差値を基に、自分のスキルレベルに合った企業から「いいね」やスカウトが届きます。特にハイスキルなエンジニアからの評価が高く、優良な自社開発企業やスタートアップからのオファーが期待できます。自分の技術力が市場でどの程度評価されるのかを客観的に知り、スキルマッチした企業と出会いたいエンジニアにおすすめです。
(参照: Findy公式サイト)
③ 【営業職向け】マイナビ営業 AGENT
「マイナビ営業 AGENT」は、その名の通り営業職に特化した転職エージェントサービスです。法人営業、個人営業、内勤営業(インサイドセールス)など、あらゆるタイプの営業職を網羅。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、求職者の強みや希望をヒアリングし、最適なキャリアパスを提案してくれます。マイナビグループのネットワークを活かした非公開求人も多数保有しており、営業としてのキャリアを極めたい方に最適です。
(参照: マイナビ営業 AGENT公式サイト)
④ 【事務職・管理部門向け】MS-Japan
「MS-Japan」は、経理・財務、人事・総務、法務、経営企画といった管理部門と、弁護士、公認会計士、税理士などの士業に特化した転職エージェントです。30年以上にわたる実績があり、この分野では国内最大級の求人数と転職支援実績を誇ります。専門性の高いコンサルタントが、資格や経験を活かせる最適なポジションを紹介してくれます。管理部門や士業でのキャリアアップ、専門性を活かした転職を考えている方は、必ず登録すべきサービスです。
(参照: MS-Japan公式サイト)
⑤ 【販売・サービス職向け】type
「type」はIT系のイメージが強いですが、アパレル、コスメ、飲食、ホテルなど、販売・サービス職の求人も多数掲載しています。特に首都圏の求人が充実しており、店長・マネージャークラスの求人から、未経験者歓迎の求人まで幅広くカバーしています。キャリアアップを目指す販売・サービス職経験者にとって、良い選択肢が見つかる可能性があります。
(参照: type公式サイト)
⑥ 【クリエイター向け】マイナビクリエイター
「マイナビクリエイター」は、Web・ゲーム・映像業界のクリエイター(デザイナー、ディレクター、プログラマーなど)に特化した転職エージェントです。業界出身のキャリアアドバイザーが、ポートフォリオの作成アドバイスから面接対策まで、クリエイターの転職活動をきめ細かくサポートします。大手企業から制作会社、スタートアップまで、多様な企業の求人を保有しています。クリエイティブなスキルを活かしてキャリアを築きたい方の強い味方です。
(参照: マイナビクリエイター公式サイト)
⑦ 【医療・看護師向け】レバウェル看護
「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」は、看護師、准看護師、保健師、助産師の転職を支援する、業界最大級のサービスです。全国の病院、クリニック、介護施設など、幅広い求人を保有しており、LINEで気軽に相談できるなど、忙しい看護師に寄り添ったサポート体制が特徴です。職場の内部情報(人間関係や雰囲気など)にも詳しいため、入職後のミスマッチを防ぎやすいと評判です。
(参照: レバウェル看護公式サイト)
⑧ 【金融専門職向け】コトラ
「コトラ」は、銀行、証券、保険、アセットマネジメントといった金融業界と、コンサルティングファームに特化したハイクラス転職エージェントです。金融業界出身のコンサルタントが多く、専門性の高いキャリア相談が可能です。ファンドマネージャー、アナリスト、M&A担当者など、高度な専門知識が求められるポジションの求人を多数扱っています。金融業界でのプロフェッショナルなキャリアを追求したい方におすすめです。
(参照: コトラ公式サイト)
⑨ 【コンサルタント向け】アクシスコンサルティング
「アクシスコンサルティング」は、コンサルティングファームへの転職・ポストコンサル(コンサル後のキャリア)の転職支援に特化したエージェントです。大手戦略ファームから総合系、IT系、専門ファームまで、幅広いコンサルティングファームの求人を保有。現役コンサルタントの転職支援に強みを持ち、長期的なキャリアパートナーとして求職者に寄り添う姿勢が評価されています。コンサルタントとしてキャリアアップしたい方、事業会社への転職を考えるコンサル経験者に最適です。
(参照: アクシスコンサルティング公式サイト)
転職サイトを最大限に活用する5つのコツ
転職サイトは、ただ登録して待っているだけではその真価を発揮できません。能動的に活用することで、転職成功の可能性は飛躍的に高まります。ここでは、転職サイトを最大限に使いこなすための5つのコツをご紹介します。
① 複数の転職サイトに登録する
転職活動を始めたら、まず複数の転職サイトに登録することをおすすめします。一つのサイトに絞ってしまうと、得られる情報が偏り、絶好の機会を逃してしまう可能性があるからです。
- 求人の網羅性を高める: 企業によっては、特定の転職サイトにしか求人を掲載していない「独占求人」があります。複数のサイトに登録することで、こうした貴重な求人を見逃すリスクを減らし、応募できる求人の母数を最大化できます。
- スカウトの機会を増やす: サイトごとに登録している企業やヘッドハンターは異なります。複数のサイトでプロフィールを公開しておけば、それだけ多くの目に触れることになり、スカウトを受け取るチャンスが増えます。
- サイトの強みを使い分ける: 例えば、「リクナビNEXTのような総合型で広く市場感を掴み、Greenのような特化型で専門分野の求人を深く探す」といった使い分けが可能です。
具体的な登録数の目安としては、総合型サイト2〜3社、自分の希望に合った特化型サイト1〜2社の、合計3〜5社程度が一般的です。多すぎると管理が煩雑になるため、まずはこの範囲で始めてみましょう。
② プロフィールや職務経歴書を充実させる
転職サイトにおけるあなたの「顔」となるのが、プロフィールと職務経歴書です。ここの完成度が、書類選考の通過率や受け取るスカウトの質を大きく左右します。
- 空欄をなくし、具体的に記述する: 基本情報はもちろん、スキル、経験、自己PRなど、入力できる項目はすべて埋めましょう。採用担当者は、情報量が多いほどあなたの人物像をイメージしやすくなります。
- 実績は「数字」で示す: 「売上向上に貢献しました」といった曖昧な表現ではなく、「担当地域の売上を前年比120%に伸ばしました」「業務フローの改善により、月間20時間の工数削減を実現しました」のように、具体的な数字を用いて客観的な事実として記載することが極めて重要です。これにより、あなたの貢献度が明確に伝わり、説得力が格段に増します。
- キーワードを意識する: 採用担当者は、特定のキーワード(例: 「Python」「マネジメント」「SaaS」「BtoBマーケティング」など)で人材を検索することがあります。自分のスキルや経験に関連するキーワードを、プロフィールや職務経歴書の中に戦略的に散りばめておきましょう。
- 定期的に更新する: 転職活動を進める中で、自分の強みやアピールしたいポイントが変わることもあります。プロフィールは一度作って終わりではなく、定期的に見直し、最新の状態にアップデートすることを心がけましょう。
③ スカウト・オファー機能を積極的に利用する
多くの転職サイトに搭載されているスカウト機能は、受け身の機能だと思われがちですが、実は積極的に活用すべきツールです。
- プロフィールは必ず公開設定に: 非公開設定では、せっかくのスカウトの機会を逃してしまいます。在籍中の会社に知られたくない場合は、特定の企業をブロックする機能を必ず利用した上で、公開設定にしましょう。
- 興味のあるスカウトには積極的に返信する: すべてのスカウトに返信する必要はありませんが、少しでも興味を持った企業や、話を聞いてみたいと感じたヘッドハンターからのスカウトには、積極的に返信してみましょう。そこから思わぬキャリアが開ける可能性があります。
- スカウト内容で自分の市場価値を測る: どのような業界の、どのくらいのポジションの企業からオファーが来るのかを分析することで、自分のスキルセットが市場でどのように評価されているのかを客観的に把握できます。これは、今後のキャリア戦略を立てる上で非常に貴重な情報となります。
④ 希望条件を絞りすぎず視野を広げる
転職活動を始めると、つい「年収〇〇円以上」「業界はITのみ」「職種は企画職」のように、希望条件を固く絞ってしまいがちです。もちろん軸を持つことは大切ですが、最初から条件を絞りすぎると、多くの可能性を自ら閉ざしてしまうことになります。
- 最初は条件を緩めに検索する: まずは勤務地や最低限の希望職種など、大まかな条件で検索し、どのような求人があるのか全体像を掴んでみましょう。その中で、興味を引かれた求人の条件を見ていくうちに、自分の新たな志向に気づくことがあります。
- 「Must(絶対条件)」と「Want(希望条件)」を整理する: 自分の中で、「これだけは譲れない」という絶対条件(Must)と、「できればこうだと嬉しい」という希望条件(Want)を分けて考えてみましょう。Must条件は2〜3個に絞り、Want条件については柔軟に考えることで、検索の幅が大きく広がります。
- 思い込みを捨てる: 「この業界は自分には向いていない」「このスキルは他業界では通用しない」といった思い込みは、視野を狭める原因になります。スカウト機能などを活用し、第三者の視点を取り入れることで、自分では気づかなかったキャリアの可能性を発見できるかもしれません。
⑤ サイト内の転職ノウハウに関する記事も参考にする
大手転職サイトは、求人情報を掲載するだけでなく、転職活動に役立つコラムやガイド記事を豊富に提供しています。これらは転職のプロが監修している質の高い情報源であり、活用しない手はありません。
- 職務経歴書の書き方・面接対策: 職種別の書き方のポイントや、よくある質問への回答例、Web面接のマナーなど、実践的なノウハウが満載です。
- 業界・職種研究: 各業界の最新動向や、特定の職種の仕事内容、キャリアパスなどを詳しく解説しています。企業研究を深めるのに役立ちます。
- 円満退社の方法・入社準備: 内定後の手続きや、スムーズな引き継ぎ、退職交渉の進め方など、転職の最終フェーズで必要となる情報も得られます。
これらのコンテンツに目を通すことで、転職活動全体の流れを理解し、各ステップで何をすべきかを具体的に把握できます。行き詰まったときや不安になったときに、解決のヒントが見つかることも多いでしょう。
転職サイトの登録から内定までの7ステップ
転職サイトを利用した転職活動は、一般的にどのような流れで進むのでしょうか。ここでは、会員登録から内定・入社準備までの7つのステップを具体的に解説します。全体像を把握することで、計画的に転職活動を進めることができます。
① 会員登録
まずは、利用したい転職サイトにアクセスし、会員登録を行います。氏名、生年月日、メールアドレス、電話番号といった基本情報を入力するだけで、数分で完了することがほとんどです。最近では、SNSアカウントと連携して簡単に登録できるサイトも増えています。この段階では、まだ詳細な職務経歴などは不要です。転職を考え始めたら、まずは気軽に情報収集を始めるためにも、いくつかのサイトに登録してみましょう。
② プロフィール・職務経歴書の入力
会員登録が完了したら、次に行うのがプロフィールと職務経歴書の入力です。このステップが、転職活動の成否を分ける最も重要なポイントと言っても過言ではありません。前述の「活用するコツ」でも触れた通り、採用担当者やスカウトを送る企業は、この情報を基にあなたを評価します。時間をかけて、これまでの経験やスキル、実績を具体的に、そして魅力的に入力しましょう。多くのサイトではWeb上で簡単に入力・編集できるフォーマットが用意されているため、活用すると便利です。
③ 求人検索
職務経歴書の準備が整ったら、いよいよ本格的な求人検索のスタートです。希望する職種、業界、勤務地、年収などのキーワードを入力して検索します。さらに、「リモートワーク可」「年間休日120日以上」「未経験歓迎」など、こだわり条件で絞り込むことで、より自分の希望に近い求人を見つけやすくなります。気になる求人があれば、「気になるリスト」や「お気に入り」に登録しておくと、後から比較検討する際に便利です。新着求人を毎日チェックする習慣をつけると、良い求人を見逃しにくくなります。
④ 企業へ応募
「この企業に応募したい」という求人が見つかったら、サイト上の「応募する」ボタンから応募手続きに進みます。基本的には、登録しておいたプロフィールや職務経歴書がそのまま企業に送られます。企業によっては、応募時に志望動機や自己PRを追記する欄が設けられていることもあります。その場合は、なぜその企業に応募したいのか、自分のどの経験が活かせるのかを、簡潔かつ具体的に記述しましょう。テンプレート的な文章ではなく、自分の言葉で熱意を伝えることが大切です。
⑤ 書類選考
応募が完了すると、企業側で書類選考が行われます。採用担当者は、あなたが提出した職務経歴書やプロフィールを見て、自社が求める人材像と合致するかどうかを判断します。この選考を通過すれば、面接へと進むことができます。選考結果は、通常1週間から2週間程度で、転職サイトの管理画面やメールを通じて連絡が来ます。この期間は落ち着かないものですが、結果を待つ間も、他の企業への応募や企業研究を進めておくことが、効率的な転職活動の鍵です。
⑥ 面接
書類選考を通過すると、いよいよ面接です。面接の日程調整は、転職サイトのメッセージ機能を通じて企業と直接やり取りするのが一般的です。面接は1回で終わることは少なく、通常は2〜3回(一次面接、二次面接、最終面接)行われます。面接前には、応募企業の事業内容やビジョンを改めて研究し、想定される質問への回答を準備しておくことが不可欠です。職務経歴書の内容を基に、これまでの経験やスキルを自分の言葉で具体的に説明できるようにしておきましょう。
⑦ 内定・入社準備
最終面接を通過すると、企業から「内定」の連絡が来ます。内定通知書には、給与、役職、勤務地、入社日などの労働条件が記載されているので、隅々までしっかりと確認しましょう。もし不明な点や交渉したい点があれば、この段階で企業に確認します。条件に合意すれば、内定を承諾し、入社に向けた準備を始めます。具体的には、現在の職場への退職の申し出、業務の引き継ぎ、そして入社手続きなどです。内定はゴールではなく、新しいキャリアのスタートです。円満な退職を心がけ、スムーズに次のステージへ進みましょう。
転職サイトに関するよくある質問
最後に、転職サイトの利用に関して、多くの人が抱く疑問や不安についてQ&A形式でお答えします。
転職サイトは何社くらい登録するのがおすすめ?
A. 一般的には、3〜5社程度の複数登録がおすすめです。
具体的には、リクナビNEXTやdodaのような「総合型サイト」を2〜3社登録して幅広い求人をカバーし、さらに自分の希望する業界や職種が決まっていれば、「特化型サイト」を1〜2社追加する組み合わせが理想的です。
これにより、求人の網羅性を高め、各サイトの独占求人やスカウトの機会を逃さずに済みます。ただし、あまりに多く登録しすぎると、求人情報の管理やメールのチェックが煩雑になり、かえって非効率になる可能性もあります。まずは3社程度から始め、必要に応じて追加・削除していくのが良いでしょう。
転職サイトの利用は本当に無料?
A. はい、求職者(転職する側)の利用は完全に無料です。
転職サイトも転職エージェントも、求職者から料金を取ることは一切ありません。その理由は、これらのサービスが「成功報酬型」のビジネスモデルで成り立っているからです。転職サイトは、企業から求人広告の掲載料を受け取ったり、採用が決定した際に企業から成功報酬(理論年収の数十%)を受け取ったりすることで収益を得ています。そのため、求職者は安心して全ての機能を無料で利用できます。
転職サイトに登録したら今の会社にバレる?
A. 適切な設定をすれば、バレる可能性は非常に低いです。
多くの転職者がこの点を心配しますが、大手転職サイトには「企業ブロック機能(スカウトサービス除外機能)」が必ず備わっています。この機能を使って、現在在籍している会社やそのグループ会社、過去に在籍した会社などを登録しておくことで、それらの企業に対して自分のプロフィールや職務経歴書が一切表示されないように設定できます。
この設定を忘れずに行えば、転職活動をしていることが現在の会社に知られるリスクは最小限に抑えられます。登録時には、必ずこの設定を確認しましょう。
良い求人がなかなか見つからないときはどうすればいい?
A. 焦らずに、いくつかのアプローチを試してみましょう。
- 検索条件を見直す: 希望条件を厳しく設定しすぎていませんか?「Must(絶対条件)」と「Want(希望条件)」を整理し、少し条件を緩めて検索してみましょう。意外な優良求人が見つかることがあります。
- プロフィールや職務経歴書を更新する: 最新のスキルや実績を追加したり、自己PRの表現を変えたりするだけで、企業側の目に留まりやすくなり、スカウトが届くようになることがあります。
- 転職エージェントに相談する: 自分一人では見つけられない非公開求人を紹介してもらえたり、キャリアのプロから客観的なアドバイスをもらえたりします。dodaのようにサイトとエージェントが一体化したサービスを利用するのも手です。
- 視野を広げる: 今まで見ていなかった業界や職種にも、少し目を向けてみましょう。自分の経験が意外な分野で高く評価される可能性があります。
転職はタイミングも重要です。良い求人がない時期もあれば、急に増える時期もあります。 諦めずに情報収集を続けることが大切です。
地方の求人はありますか?
A. はい、大手総合型サイトを中心に、地方の求人も多数掲載されています。
リクナビNEXT、doda、マイナビ転職といった大手サイトは全国の求人を網羅しており、勤務地を絞って検索すれば、希望する地域の求人を効率的に探せます。また、サイトによっては地域ごとの特集ページや、Uターン・Iターン転職を支援する専門ページを設けている場合もあります。
さらに、特定の地域に特化した「地域特化型転職サイト」も存在します。地元の優良企業との繋がりが強く、大手サイトにはない求人が見つかることもあります。「(希望の地域名) 転職」などで検索してみると良いでしょう。地方での転職を成功させるには、全国区の大手サイトと地域特化型サイトの併用が効果的です。