転職を考え始めたとき、多くの人が一度は目にするであろう「doda(デューダ)」。業界最大級の求人数を誇り、転職サイトと転職エージェントの両方の機能を兼ね備えていることから、幅広い層の転職希望者に利用されています。しかし、その一方で「担当者の対応が悪い」「希望と違う求人を紹介される」といったネガティブな評判や口コミも散見され、利用をためらっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、dodaのサービス内容を徹底的に解剖し、インターネット上で見られる良い評判・悪い評判の背景にある事実を深掘りします。さらに、評判から見えてくるdodaのメリット・デメリット、利用をおすすめする人・しない人の特徴を明確にし、dodaの豊富な機能を最大限に活用するための具体的なコツまで、網羅的に解説します。
これからdodaを利用しようか検討している方、すでに登録しているけれど上手く活用できていないと感じている方は、ぜひこの記事を参考にして、自身の転職活動を成功に導くためのヒントを見つけてください。
目次
doda(デューダ)とは?
まず、dodaがどのようなサービスなのか、その全体像を把握することから始めましょう。dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する、日本最大級の総合転職サービスです。単なる求人サイトや転職エージェントではなく、転職活動におけるあらゆるニーズに応えるための多様な機能を一つのプラットフォームに集約している点が最大の特徴です。
ここでは、dodaの魅力を構成する5つの主要な特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。
業界最大級の求人数を誇る総合転職サービス
dodaの最も大きな強みは、その圧倒的な求人数にあります。公式サイトによると、公開されている求人だけでも20万件以上(2024年5月時点)にのぼり、これに加えて、一般には公開されていない「非公開求人」も多数保有しています。
公開求人 | 非公開求人 | |
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特徴 | 誰でもサイト上で検索・閲覧・応募が可能 | dodaのエージェントサービス登録者のみに紹介される求人 |
目的 | 広く応募者を集めたい企業の求人が中心 | ・競合他社に知られずに採用活動を進めたい ・特定のスキルを持つ人材をピンポイントで探したい ・応募が殺到するのを避け、効率的に選考したい |
メリット | ・手軽に情報収集できる ・多くの選択肢を比較検討できる |
・好条件(高年収、重要ポジションなど)の求人が多い傾向 ・ライバルが少ない環境で選考に臨める |
参照:doda公式サイト
なぜこれほど多くの求人を扱えるのかというと、dodaが特定の業界や職種に特化せず、IT、メーカー、金融、メディカル、サービス、建設・不動産など、あらゆる分野を網羅する「総合型」の転職サービスだからです。営業職や企画・管理系職種はもちろん、エンジニアやクリエイターといった専門職、さらには未経験者歓迎の求人まで、多種多様なキャリアパスに対応しています。
この豊富な求人データベースは、転職希望者にとって大きなメリットとなります。都心部だけでなく地方の求人も充実しているため、Uターン・Iターン転職を考えている人にとっても心強い存在です。自分の可能性を狭めることなく、幅広い選択肢の中から最適なキャリアを見つけ出せる環境が、dodaには整っています。
転職エージェントと転職サイトの機能を両方使える
dodaのもう一つの際立った特徴は、「転職サイト」と「転職エージェント」の機能を一つのサービス内で自由に使い分けられる点です。多くの転職サービスはどちらか一方に特化していることが多い中、dodaでは会員登録するだけで、両方のメリットを享受できます。
- 転職サイト機能(自分で探す)
これは、一般的な求人サイトと同様の機能です。自分でdodaのサイトにアクセスし、希望の職種、業種、勤務地、年収などの条件を入力して求人を検索し、気になった企業に直接応募します。- 向いている人: 自分のペースで転職活動を進めたい人、応募したい企業が明確な人、まずはどのような求人があるか市場感を掴みたい人。
- 転職エージェント機能(プロに相談する)
こちらは、専門のキャリアアドバイザーが転職活動を全面的にサポートしてくれるサービスです。登録後に行われるキャリアカウンセリング(面談)を通じて、あなたの経歴やスキル、希望をヒアリングし、あなたに合った求人を紹介してくれます。さらに、応募書類(履歴書・職務経歴書)の添削、面接対策、企業との面接日程の調整、年収交渉の代行まで、転職活動の全プロセスを無料でサポートしてくれます。- 向いている人: 初めて転職する人で何から始めればいいか分からない人、客観的なアドバイスが欲しい人、非公開求人を含めて紹介してほしい人、忙しくて自分一人で活動する時間がない人。
このように、dodaでは「まずは自分で求人を探し、良いものがあれば応募。並行してエージェントにも相談し、客観的な視点や非公開求人を紹介してもらう」といったハイブリッドな使い方が可能です。転職活動のフェーズや自身の状況に合わせて、最適な方法を選択できる柔軟性は、dodaならではの大きな利点と言えるでしょう。
企業から直接オファーが届くスカウトサービス
dodaには、上記2つの機能に加えて「スカウトサービス」も用意されています。これは、あなたの職務経歴やスキルに興味を持った企業から、直接オファー(面接の確約など)が届く仕組みです。
利用方法は簡単で、dodaに登録した匿名のWeb履歴書を「公開」設定にしておくだけ。氏名や連絡先などの個人情報は企業側には開示されないため、在職中の人も安心して利用できます。
スカウトサービスには、主に以下のようなメリットがあります。
- 思いがけない企業との出会い: 自分では探さなかったであろう業界や企業から声がかかることで、キャリアの新たな可能性に気づくことがあります。
- 自分の市場価値の把握: どのような企業が自分の経歴に興味を持つのかを知ることで、客観的な市場価値を測る指標になります。
- 効率的な転職活動: 企業側があなたの経歴を魅力に感じてアプローチしてきているため、書類選考が免除されたり、いきなり最終面接からスタートできたりと、選考プロセスが短縮されるケースも少なくありません。
特に、特定のスキルや経験を持つ人、あるいは自分の強みを客観的に評価してほしい人にとって、スカウトサービスは非常に有効なツールです。受け身の姿勢でもチャンスが舞い込んでくる可能性があるため、dodaに登録したら必ず利用したい機能の一つです。
転職フェアやセミナーなどのイベントが豊富
dodaは、オンライン上のサービスだけでなく、オフライン・オンラインでのイベント開催にも力を入れています。日本最大級の転職イベントである「doda 転職フェア」は、その代表例です。
- doda 転職フェア: 数百社の企業が一堂に会する大規模な合同企業説明会です。様々な業界の採用担当者と直接話すことができ、企業の雰囲気や事業内容についてリアルな情報を得られます。気になる企業のブースを回り、その場でカジュアルな面談を受けられることもあります。
- 各種セミナー・相談会: 「職務経歴書の書き方講座」「面接力アップセミナー」といった選考対策セミナーから、「ITエンジニア向けキャリアセミナー」「営業職のためのキャリア戦略」といった特定の職種や業界に特化したセミナーまで、多種多様なプログラムが用意されています。
これらのイベントに参加するメリットは、単に情報を得るだけではありません。企業の「生の声」を聞くことでWebサイトだけでは分からない社風を感じ取ったり、同じように転職を目指す仲間と情報交換をしたり、キャリアアドバイザーに直接キャリア相談をしたりと、転職活動のモチベーションを高め、視野を広げる貴重な機会となります。イベントは無料で参加できるものがほとんどなので、積極的に活用することをおすすめします。
自己分析に役立つ診断ツールが充実
転職活動を成功させるためには、自分自身の強みや適性、価値観を深く理解する「自己分析」が不可欠です。dodaは、この自己分析をサポートするための便利な診断ツールを無料で提供しています。
- キャリアタイプ診断: 簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格や能力のタイプ、向いている仕事のスタイル、企業風土などを診断してくれます。自分では気づかなかった強みや適性を発見するきっかけになります。
- 年収査定: あなたの経歴やスキル情報を入力すると、dodaが保有する膨大な転職者ビッグデータをもとに、適正年収を算出します。現在の年収が市場価値と比べて高いのか低いのかを客観的に把握でき、年収交渉の際の参考資料としても活用できます。
- 合格診断: 気になる求人に対して、あなたのキャリア情報から合格可能性を判定してくれるツールです。応募を迷っている求人に対して、背中を押してくれる一つの判断材料になります。
- レジュメビルダー: ガイドに沿って入力するだけで、簡単に職務経歴書を作成できるツールです。フォーマットに悩むことなく、質の高い応募書類を手軽に準備できます。
これらのツールは、特に転職活動の初期段階において非常に役立ちます。キャリアの方向性に迷っている人や、自分のアピールポイントをどう整理すれば良いか分からない人は、まずこれらの診断ツールを試してみることで、客観的なデータに基づいた自己分析を進めることができるでしょう。
dodaの悪い評判・口コミ
dodaは多くのメリットを持つ一方で、インターネット上ではネガティブな評判や口コミも目にします。しかし、これらの評判を鵜呑みにするのではなく、その背景に何があるのかを理解し、適切に対処することが重要です。ここでは、代表的な悪い評判とその原因、そして賢い対処法について解説します。
担当者の対応が悪い・連絡が来ない
「担当者の態度が高圧的だった」「連絡が遅い、または途絶えた」といった声は、転職エージェント全般でよく聞かれる不満点です。dodaも例外ではありません。
【考えられる原因】
- 担当者との相性: キャリアアドバイザーも人間であるため、どうしても利用者との相性の良し悪しは存在します。話し方や価値観が合わないと感じることは十分にあり得ます。
- 担当者の多忙: 人気のエージェントであるほど、一人のキャリアアドバイザーが多くの転職希望者を担当しています。そのため、事務的な連絡が遅れたり、一人ひとりに割ける時間が限られてしまったりすることがあります。
- 転職意欲が低いと判断された: 転職時期が未定であったり、情報収集目的の利用であったりする場合、より緊急度の高い他の転職希望者のサポートが優先され、連絡頻度が落ちることがあります。
【対処法】
dodaには「担当者変更制度」が用意されています。もし担当者との相性が悪い、対応に不満があると感じた場合は、遠慮なく変更を申し出ましょう。dodaの問い合わせフォームなどから連絡すれば、別の担当者に変えてもらえます。転職という人生の重要な局面をサポートしてもらうパートナーですから、信頼できる担当者と二人三脚で進めることが成功の鍵です。合わない担当者のまま我慢し続ける必要は一切ありません。
希望と違う求人を紹介される
「自分の希望とは全く異なる業界の求人ばかり紹介される」「スキルレベルに合わない求人を勧められた」という口コミも少なくありません。
【考えられる原因】
- 希望条件の伝達不足: 経歴やスキルだけでなく、「なぜその条件を希望するのか」という背景や価値観まで具体的に伝えないと、アドバイザー側で解釈のズレが生じることがあります。「年収600万円以上」という希望だけでなく、「家族を養うために最低でもこの金額が必要」といった理由を添えることで、希望の重みが伝わりやすくなります。
- キャリアの可能性の提案: アドバイザーは、転職者自身が気づいていないキャリアの可能性を提示しようとすることがあります。一見希望と違うように見えても、「あなたのこの経験は、こちらの業界でも高く評価されますよ」というプロの視点からの提案である場合もあります。
- 保有求人の都合: アドバイザーが紹介しやすい求人や、企業側から強く採用をプッシュされている求人が優先的に紹介されるケースもゼロではありません。
【対処法】
まず、キャリアカウンセリングの際に、自分の希望条件をできるだけ具体的に、そして優先順位をつけて伝えることが重要です。「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」「妥協できる条件」を明確に整理しておきましょう。
紹介された求人が希望と違う場合は、その理由を正直にフィードバックすることが不可欠です。「この求人の○○という点は良いのですが、××という点が私の希望とは異なります」と具体的に伝えることで、アドバイザーはあなたの志向をより深く理解し、次回の求人紹介の精度を高めることができます。受け身にならず、積極的にコミュニケーションを取ることがミスマッチを防ぐ最善策です。
求人紹介のメールや連絡がしつこい
「毎日大量の求人メールが届いて情報過多になる」「電話連絡が頻繁で困る」という声もあります。特に、複数の転職サービスに登録していると、その通知量に圧倒されてしまうこともあります。
【考えられる原因】
- システムの自動配信: dodaのシステムは、登録された希望条件に合致する新着求人を自動でメール配信する設定になっています。そのため、条件を広く設定していると、多くのメールが届くことになります。
- 熱心なサポートの裏返し: アドバイザーとしては、少しでも多くの選択肢を提供したい、良い求人を逃してほしくないという思いから、積極的に連絡を取ってくる場合があります。
【対処法】
求人紹介メールについては、dodaのマイページから配信設定を簡単に変更できます。「新着求人メール」「おすすめ求人メール」などの種類ごとに、配信のON/OFFや頻度を調整できるので、自分にとって快適な設定に見直しましょう。
電話連絡が多すぎると感じる場合は、担当者にその旨を伝え、「連絡はメールでお願いします」「連絡は平日の18時以降にお願いします」など、希望の連絡手段や時間帯を明確に伝えることが有効です。これにより、お互いのストレスを減らし、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
応募を急かされることがある
「まだ検討中なのに応募を急かされた」「内定が出たらすぐに入社を決めるようプレッシャーをかけられた」といった経験談も聞かれます。
【考えられる原因】
- 求人の応募期限: 人気の求人や急募のポジションは、すぐに募集が締め切られてしまうことがあります。アドバイザーは、そのチャンスを逃させたくないという親心から、応募を促すことがあります。
- 企業の採用意欲: 企業側が採用を急いでいる場合、アドバイザーにも早期のクロージングが求められることがあります。
- アドバイザーの成果目標: 転職エージェントは、転職者を企業に入社させることで成功報酬を得るビジネスモデルです。そのため、一部のアドバイザーには成果を急ぐあまり、強引なアプローチになってしまうケースも残念ながら存在します。
【対処法】
まず大前提として、応募するかどうか、内定を承諾するかどうかの最終的な決定権は、すべてあなた自身にあります。アドバイザーの意見はあくまで参考と捉え、プレッシャーに流されて安易な決断をしないことが最も重要です。
もし応募を迷っている場合は、「この求人の〇〇な点に懸念があるので、もう少し考えさせてください」と正直に伝えましょう。内定が出た後も、他の選考結果を待ちたい場合や、条件面で納得がいかない場合は、その旨をはっきりと伝えるべきです。自分のペースと判断軸をしっかりと持ち、納得のいく転職活動を進めるという強い意志を持つことが、後悔しないための鍵となります。
dodaの良い評判・口コミ
一方で、dodaには多くの利用者から寄せられる高い評価や満足の声も数多く存在します。これらの良い評判は、dodaが提供するサービスの質の高さを物語っています。ここでは、代表的な良い評判をピックアップし、その背景にあるdodaの強みを解説します。
求人数が多くて選択肢が広がった
「とにかく求人が多くて、今まで知らなかった優良企業に出会えた」「地方での転職だったが、十分な数の求人を紹介してもらえた」といった声は、dodaの評判の中でも特に多く見られます。
【評価される理由】
これは、前述の通りdodaが業界最大級の求人数を誇る総合型転職サービスであることに起因します。大手企業からベンチャー企業、ニッチな分野の専門職まで、そのカバー範囲は非常に広いです。
- キャリアの可能性の発見: 多くの求人に触れることで、「自分のスキルはこんな業界でも活かせるのか」「こんな働き方もあったのか」といった新たな発見があり、キャリアの視野が大きく広がります。
- 網羅的な情報収集: 転職市場全体の動向を掴む上で、求人数の多さは大きなアドバンテージです。様々な企業の求人情報や条件を比較検討することで、自分の希望条件が現実的かどうか、市場価値はどの程度かを客観的に判断する材料になります。
- 未経験・異業種への挑戦: dodaには「未経験者歓迎」の求人も豊富にあります。新しい分野に挑戦したいけれど、何から探せばいいか分からないという人にとって、この求人数の多さは心強い味方となるでしょう。
dodaの圧倒的な求人データベースは、転職活動の可能性を無限に広げる基盤であり、多くの利用者から支持される最大の理由の一つです。
担当者が親身でサポートが手厚かった
「担当者が自分のキャリアプランを真剣に考えてくれた」「弱みだと思っていた部分を強みとして言語化してくれた」など、キャリアアドバイザーのサポートに対する感謝の声も多数寄せられています。
【評価される理由】
dodaには経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しており、質の高いサポート体制が構築されています。
- 丁寧なキャリアカウンセリング: 優れたアドバイザーは、単に希望条件を聞くだけでなく、これまでの経験の棚卸しをサポートし、転職希望者自身も気づいていない強みや価値観を引き出してくれます。このプロセスを通じて、本当に自分に合ったキャリアの軸を見つけることができます。
- 的確な求人提案: 深いヒアリングに基づいているため、紹介される求人の精度も高まります。なぜその求人があなたに合っているのか、入社後にどのような活躍が期待できるのか、といった具体的な理由と共に提案してくれるため、納得感を持って選考に進めます。
- 精神的な支え: 転職活動は、時に孤独で不安なものです。親身なアドバイザーは、選考が上手くいかない時に励ましてくれたり、悩みを聞いてくれたりと、単なる業務を超えた精神的なパートナーとなってくれることがあります。
もちろん、担当者の質にはばらつきがあるという側面は否定できませんが、多くの利用者が満足のいくサポートを受けていることもまた事実です。良い担当者と出会えれば、転職活動の成功確率は格段に高まります。
履歴書・職務経歴書の添削や面接対策が役立った
「自分では完璧だと思っていた職務経歴書が、添削で劇的に分かりやすくなった」「模擬面接で、自分では気づかない癖を指摘してもらえて本番で活かせた」といった、選考対策サポートへの評価も非常に高いです。
【評価される理由】
dodaのエージェントサービスが提供する選考対策は、企業の採用担当者の視点を取り入れた、非常に実践的なものです。
- 客観的な書類添削: 応募書類は、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるための重要なツールです。アドバイザーは、何千通もの職務経歴書を見てきたプロの目で、あなたの経歴がより魅力的に伝わるような表現や構成をアドバイスしてくれます。「何を達成したか(What)」だけでなく、「どのように達成したか(How)」を具体的に記述するよう指導してくれるため、書類の説得力が格段に増します。
- 本番さながらの面接対策: 企業ごとの過去の質問傾向や、面接官が見ているポイント(論理的思考力、コミュニケーション能力、カルチャーフィットなど)を踏まえた模擬面接を実施してくれます。回答内容だけでなく、話し方や表情、立ち居振る舞いまでフィードバックをもらえるため、自信を持って本番に臨むことができます。
- 企業情報の提供: 応募企業独自の社風や事業戦略、求める人物像といった内部情報を提供してくれることもあります。これにより、より深みのある志望動機を語れるようになります。
これらの手厚いサポートは、特に転職活動に慣れていない人や、面接に苦手意識がある人にとって、非常に心強いものとなるでしょう。
スカウトサービスで思わぬ企業と出会えた
「登録しておいたら、誰もが知る大手企業からスカウトが来た」「全く考えていなかった業界の企業からオファーがあり、結果的にそこへ転職を決めた」など、スカウトサービスをきっかけにキャリアが開けたという口コミも多く見られます。
【評価される理由】
スカウトサービスは、自分自身の検索範囲という「壁」を取り払ってくれる機能です。
- 潜在的なニーズとのマッチング: 企業は、特定のスキルや経験を持つ人材を常に探しています。自分では「この経験はアピールにならない」と思っていても、ある企業にとっては「まさに求めていた経験だ」ということがあります。スカウトサービスは、こうした潜在的なマッチングを可視化してくれます。
- 市場価値の可視化: 届くスカウトの数や質は、あなたの現在の市場価値を測る分かりやすいバロメーターになります。高年収のオファーや、管理職としてのオファーが届けば、自信を持って転職活動を進めることができます。
- 受動的なチャンスの創出: 忙しくて積極的に求人を探す時間がなくても、プロフィールを登録しておくだけでチャンスが舞い込んでくる可能性があります。「待ち」の姿勢でも転職活動を進められる効率性の高さが評価されています。
サイトやツールが使いやすかった
「サイトの検索機能が充実していて、希望の求人が探しやすい」「キャリアタイプ診断が面白く、自己分析の参考になった」など、プラットフォーム自体の利便性を評価する声もあります。
【評価される理由】
dodaは、長年の運営で培ったノウハウを活かし、ユーザーが直感的かつ快適に利用できるUI/UXを追求しています。
- 洗練された検索機能: 職種や勤務地といった基本的な項目だけでなく、「リモートワーク可」「フレックスタイム制」「年間休日120日以上」など、こだわりの条件で絞り込み検索ができます。これにより、膨大な求人の中から効率的に希望の求人を見つけ出すことが可能です。
- 豊富なコンテンツ: 前述した各種診断ツールや、業界別の動向レポート、転職ノウハウ記事など、転職活動に役立つコンテンツが充実しています。これらを活用することで、情報収集から自己分析、応募準備までをスムーズに進められます。
- 一元管理の利便性: 応募した企業の進捗状況や、アドバイザーとのメッセージのやり取り、スカウトの確認などをすべてマイページで一元管理できます。複数のツールを行き来する必要がなく、転職活動の状況をスマートに把握できる点も、多忙な転職者にとっては大きなメリットです。
評判からわかるdodaの4つのメリット
これまで見てきた評判や口コミを整理すると、dodaを利用する上での具体的なメリットが4つ浮かび上がってきます。これらのメリットを理解し、自分の転職活動にどう活かせるかを考えることが重要です。
① 圧倒的な求人数で幅広い選択肢から選べる
doda最大のメリットは、やはりその業界最大級の求人数です。公開求人・非公開求人を合わせると膨大な数の案件を保有しており、あらゆる業界・職種・地域をカバーしています。
この求人数の多さは、転職希望者にとって以下のような恩恵をもたらします。
- 選択肢の最大化: 多くの選択肢を比較検討することで、より自分の希望に合致した、納得感の高い企業選びが可能になります。
- 新たな可能性の発見: 自分の検索軸だけでは見つけられなかった企業や職種に出会う機会が増え、キャリアの可能性が広がります。
- 地方転職にも強い: 全国規模で求人を保有しているため、都心部だけでなくUターン・Iターン転職を希望する人にとっても有力な選択肢となります。
特に、キャリアの方向性がまだ定まっていない人や、できるだけ多くの企業を見てから決めたいという人にとって、dodaの求人データベースは非常に価値のあるリソースと言えるでしょう。
② 3つのサービスを自分のペースで使い分けられる
dodaは、「転職サイト」「転職エージェント」「スカウトサービス」という3つの機能を一つのIDでシームレスに利用できるという、他に類を見ない特徴を持っています。これにより、転職活動のフェーズや個人のスタイルに合わせて、柔軟な活動が可能になります。
サービス | 特徴 | おすすめの活用シーン |
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転職サイト | 自分で求人を検索・応募 | ・転職活動の初期段階で市場感を掴みたい時 ・自分のペースでじっくり求人を探したい時 ・応募したい企業が明確な時 |
転職エージェント | プロが求人紹介や選考をサポート | ・初めての転職で進め方が分からない時 ・客観的なアドバイスや非公開求人を紹介してほしい時 ・書類作成や面接対策に不安がある時 |
スカウトサービス | 企業から直接オファーが届く | ・自分の市場価値を客観的に知りたい時 ・現職が忙しく、能動的に動く時間がない時 ・思いがけないキャリアの可能性を探りたい時 |
例えば、「平日は忙しいのでスカウトを待ちつつ、週末に自分でサイトをチェック。気になった求人についてエージェントに相談する」といった使い方ができます。転職活動の主導権を自分で握りながら、必要な時にプロのサポートを受けられるこの柔軟性は、dodaならではの大きなメリットです。
③ 書類添削や面接対策など選考サポートが手厚い
転職活動の成功を左右する重要なプロセスが、書類選考と面接です。dodaのエージェントサービスでは、この選考プロセスを突破するための手厚いサポートを無料で受けることができます。
- プロの視点での書類添削: 採用担当者の心に響く職務経歴書の書き方を、具体的な表現や構成レベルで指導してもらえます。自分では気づけない改善点を知ることで、書類通過率の向上が期待できます。
- 実践的な面接対策: 応募企業に合わせた想定問答集の作成や、本番さながらの模擬面接を通じて、自信を持って面接に臨めるようになります。論理的な回答方法や、効果的な自己PRの仕方を学ぶ絶好の機会です。
- 企業との連携: 面接後のフィードバックを企業側からヒアリングし、次の選考への改善点などを伝えてくれることもあります。
これらのサポートは、特に初めて転職する人や、選考に苦手意識を持っている人にとって、計り知れない価値があります。一人で悩むことなく、プロと二人三脚で対策を進められる安心感は、精神的な負担を大きく軽減してくれるでしょう。
④ 転職イベントや診断ツールが充実している
dodaは、求人紹介や選考サポートだけでなく、転職活動全体を豊かにする周辺コンテンツが非常に充実しています。
- 転職フェア・セミナー: 日本最大級の「doda 転職フェア」をはじめ、様々なテーマのイベントが開催されており、企業のリアルな情報を得たり、転職ノウハウを学んだりする貴重な機会となります。
- 自己分析ツール: 「キャリアタイプ診断」や「年収査定」などの無料診断ツールを使えば、客観的なデータに基づいて自己分析を深めることができます。これにより、キャリアの軸が明確になり、より説得力のある自己PRが可能になります。
- 情報コンテンツ: サイト上には、業界動向や職種別の転職成功ガイドなど、読み応えのある記事コンテンツも豊富に用意されています。
これらの充実したコンテンツをフル活用することで、転職活動をより戦略的かつ効率的に進めることができます。dodaは単なる求人紹介サービスではなく、キャリア形成を総合的に支援するプラットフォームであると言えます。
評判からわかるdodaの3つのデメリット
多くのメリットがある一方で、dodaには注意すべきデメリットも存在します。これらを事前に理解しておくことで、利用後のギャップを防ぎ、より賢くdodaを活用することができます。
① 担当者の質にばらつきがある
これはdodaに限らず、大手転職エージェントに共通する課題ですが、キャリアアドバイザーのスキルや経験、利用者との相性にはどうしてもばらつきが生じます。「担当者の対応が悪い」という評判は、このデメリットに起因するものがほとんどです。
経験の浅い担当者に当たってしまったり、コミュニケーションのスタイルが合わなかったりすると、十分なサポートを受けられず、不満を感じてしまう可能性があります。転職活動の成否は担当者との関係性にも大きく左右されるため、これは無視できないリスクです。
【対策】
- 担当者変更制度を活用する: 少しでも「合わない」と感じたら、我慢せずに担当者の変更を申し出ましょう。これは利用者の正当な権利です。
- 複数のエージェントを併用する: 他社のエージェントにも登録しておくことで、担当者の質を比較したり、相性の良い担当者を見つけたりするリスクヘッジになります。
② 希望条件と合わない求人を紹介される場合がある
「希望と違う求人ばかり紹介される」という不満も、悪い評判としてよく聞かれます。これも担当者のスキルや理解度、あるいは保有求人の状況に左右される部分です。
【考えられる背景】
- ヒアリング不足: 担当者があなたの希望やキャリアプランを十分に理解できていない。
- 解釈のズレ: あなたが伝えた希望条件を、担当者が異なるニュアンスで受け取ってしまっている。
- 保有求人の偏り: その時点で担当者が抱えている求人の中に、あなたの希望に完全にマッチするものがない。
このようなミスマッチが続くと、時間を無駄にしてしまうだけでなく、転職活動へのモチベーション低下にも繋がります。
【対策】
- 希望条件を具体的に伝える: キャリアカウンセリングの場で、希望条件とその背景、優先順位を明確に伝えましょう。
- 積極的にフィードバックする: 紹介された求人に対して、「なぜ応募しないのか」を具体的にフィードバックすることが重要です。これにより、担当者はあなたの志向性を学習し、次回の紹介精度を高めることができます。
③ ハイクラス向けの求人は比較的少ない
dodaは幅広い層をターゲットにした総合型エージェントであるため、年収1,000万円を超えるような経営幹部層や、高度な専門職といった、いわゆる「ハイクラス層」に特化した求人は、専門エージェントと比較すると少ない傾向にあります。
もちろん、dodaにもハイクラス向けの求人は存在しますが、その数や種類においては、ハイクラス特化型のエージェントに軍配が上がります。そのため、エグゼクティブ層の転職を目指す方にとっては、dodaだけでは物足りなさを感じる可能性があります。
【対策】
- ハイクラス特化型エージェントと併用する: 自身のキャリアレベルに合わせて、JACリクルートメントやビズリーチといったハイクラス層に強みを持つ転職サービスと併用することをおすすめします。dodaで幅広い選択肢を確保しつつ、特化型エージェントで専門性の高い求人を探すという使い分けが効果的です。
dodaの利用がおすすめな人
ここまでのメリット・デメリットを踏まえ、dodaの利用が特にどのような人におすすめなのかを具体的に見ていきましょう。
20代〜30代で転職を考えている人
dodaは、キャリア形成の初期から中期段階にある20代〜30代の転職希望者にとって、非常に強力なツールとなります。この年代向けの求人が最も豊富で、ポテンシャル採用や未経験者歓迎の案件も多いため、キャリアチェンジを含めた幅広い選択肢を検討できます。また、手厚い選考サポートは、社会人経験がまだ浅く、転職活動に不慣れな若手層にとって大きな助けとなるでしょう。
初めて転職活動をする人
何から手をつけて良いか分からない転職初心者にとって、dodaはまさに至れり尽くせりのサービスです。自己分析ツールでキャリアの方向性を探り、エージェントサービスで職務経歴書の書き方から指導を受け、模擬面接で実践的な練習を積むことができます。転職活動の一連の流れを、プロのサポートを受けながら体系的に経験できるため、安心して最初の一歩を踏み出すことができます。
多くの求人を比較検討したい人
「とにかくたくさんの求人を見て、自分に最適な会社をじっくり選びたい」という考えの人には、dodaの圧倒的な求人量が大きな魅力となります。特定の業界や職種に絞らず、視野を広げて様々な可能性を探りたい人にとって、dodaのプラットフォームは情報の宝庫です。スカウトサービスも活用すれば、自分では思いもよらなかった優良企業との出会いも期待できます。
自分のペースで転職活動を進めたい人
dodaは、エージェントにすべてを任せるだけでなく、自分で求人を探して応募することも可能です。このため、「サポートは欲しいけれど、転職活動の主導権は自分で握りたい」という人に最適です。情報収集は自分で行い、応募書類の添削や面接対策など、必要な部分だけエージェントのサポートを活用するといった、自分流のスマートな転職活動を実現できます。
dodaの利用がおすすめできない人
一方で、dodaの特性上、以下のような方にはあまり向いていない可能性があります。
40代以降のハイクラス転職を目指す人
前述の通り、dodaは全年代をカバーしているものの、中心となるのは20代〜30代の層です。部長職以上のマネジメント層や、年収1,000万円を超えるようなエグゼクティブ層、高度な専門知識を要するプロフェッショナル人材向けの求人は、ハイクラス特化型のエージェントと比較すると見劣りするのが実情です。40代以降で、これまでのキャリアを活かした大幅なキャリアアップを目指す場合は、dodaをサブとして利用しつつ、専門性の高い他のサービスをメインに据えるのが賢明です。
特定の担当者から手厚いサポートを受けたい人
dodaは大手であるがゆえに、一人の担当者が多くの求職者を抱えているケースが少なくありません。そのため、 boutique(ブティック)型と呼ばれる小規模なエージェントのように、一人の担当者が付きっきりで、非常に密なコミュニケーションを取りながら進めるようなスタイルを期待すると、ギャップを感じるかもしれません。手厚いマンツーマンサポートを最優先で求める場合は、コンサルタント一人あたりの担当人数が少ない小規模な特化型エージェントの方が、満足度が高くなる可能性があります。
dodaを最大限に活用する5つのコツ
dodaのポテンシャルを最大限に引き出し、転職活動を成功に導くためには、いくつかのコツがあります。ぜひ以下の5つのポイントを実践してみてください。
① 複数の転職サービスを併用する
これはdodaに限らず、転職活動における鉄則とも言えます。複数の転職エージェントや転職サイトに登録しておくことには、以下のようなメリットがあります。
- 求人の網羅性向上: 各社が保有する独占求人や非公開求人をカバーでき、機会損失を防ぎます。
- リスクヘッジ: あるエージェントの担当者と相性が合わなくても、他のエージェントでサポートを受けられます。
- 客観的な視点の確保: 複数のアドバイザーから意見を聞くことで、より客観的で多角的な視点から自分のキャリアを考えることができます。
dodaを主軸にしつつ、リクルートエージェント(総合型)や、自身の専門領域に特化したエージェント(特化型)を併用するのがおすすめです。
② 担当者と合わない場合は変更を申し出る
繰り返しになりますが、これは非常に重要なポイントです。担当者との相性は、転職活動の質を大きく左右します。「連絡が遅い」「高圧的に感じる」「提案が的確でない」など、少しでも違和感を覚えたら、ためらわずに担当者の変更を依頼しましょう。dodaの公式サイトにある問い合わせフォームから簡単に手続きできます。良いパートナーを見つけることが、成功への近道です。
③ 経歴や希望条件は正直かつ具体的に伝える
キャリアアドバイザーは、あなたが提供する情報をもとにサポートを行います。情報が曖昧だったり、不正確だったりすると、的確なアドバイスや求人紹介は期待できません。
- 経歴: 成功体験だけでなく、失敗体験や苦手なことも正直に伝えましょう。それらを踏まえた上で、最適なキャリアパスを一緒に考えてくれます。
- 希望条件: 「年収」「勤務地」「職種」といったスペックだけでなく、「なぜその条件を希望するのか」「どのような働き方を実現したいのか」といった価値観や背景まで詳しく伝えましょう。優先順位を明確にすることも重要です。
嘘をついたり、見栄を張ったりすることは百害あって一利なしです。誠実なコミュニケーションが、信頼関係を築き、より良いサポートを引き出す鍵となります。
④ こまめに連絡を取り転職意欲を示す
キャリアアドバイザーは多くの転職希望者を担当しています。その中で、「この人は本気で転職しようとしている」と認識してもらうことは、手厚いサポートを受ける上で非常に重要です。
- 紹介された求人には、なるべく早く目を通し、応募する・しないの返事と、その理由を伝えましょう。
- 定期的に自分から進捗状況を報告したり、相談事を持ちかけたりしましょう。
- dodaのサイトにこまめにログインするだけでも、活動状況がアクティブであると判断されやすくなります。
このような積極的な姿勢は、あなたの転職意欲の高さを示すシグナルとなり、アドバイザーも優先的に良い求人を紹介してくれる可能性が高まります。
⑤ dodaの便利ツールを使いこなす
dodaは、求人検索やエージェントサービス以外にも、多くの便利な機能やツールを備えています。これらをフル活用しない手はありません。
- キャリアタイプ診断: 自己分析の第一歩として必ず試してみましょう。自分の強みや適性を客観的に把握できます。
- レジュメビルダー: 職務経歴書の作成に悩んだら、このツールを使えば効率的に質の高い書類が作成できます。
- スカウトサービス: プロフィールを充実させておくことで、思わぬチャンスが舞い込みます。必ず公開設定にしておきましょう。
- 転職フェア/セミナー: 興味のあるイベントには積極的に参加し、情報収集や人脈形成に役立てましょう。
dodaというプラットフォームを遊びつくすような感覚で、あらゆる機能を試してみることが、結果的に転職活動を有利に進めることに繋がります。
dodaとの併用におすすめの転職エージェント3選
dodaの強みを活かしつつ、弱点を補うために、他の転職エージェントを併用することは非常に効果的です。ここでは、特におすすめの3つのサービスを紹介します。
サービス名 | 主な特徴 | 求人数(目安) | 得意な領域 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
リクルートエージェント | 業界No.1の求人数、全年代・全職種対応、手厚いサポート | 公開約42万件、非公開約22万件 | 幅広い業界・職種を網羅 | 多くの選択肢から選びたい全ての人 |
マイナビエージェント | 20代・第二新卒に強い、中小企業の独占求人も豊富 | 約7.5万件 | IT、メーカー、営業、金融など | 20代〜30代前半で手厚いサポートを求める人 |
JACリクルートメント | ハイクラス・管理職・専門職・外資系に特化 | 約1.5万件 | 管理部門、技術職、外資系企業 | 30代後半〜50代のハイクラス転職を目指す人 |
※求人数は2024年5月時点の各社公式サイトの情報を基に記載
① リクルートエージェント
dodaと並び、業界最大手の総合型転職エージェントです。dodaと同様に圧倒的な求人数を誇り、全業界・全職種をカバーしています。リクルートエージェントにしかない非公開求人も多数あるため、dodaと併用することで、求人の網羅性をほぼ完璧に近づけることができます。キャリアアドバイザーの提案力にも定評があり、異なる視点からのアドバイスを得るためにも、登録しておく価値は非常に高いです。
参照:リクルートエージェント公式サイト
② マイナビエージェント
特に20代や第二新卒といった若手層の転職支援に強みを持つエージェントです。dodaも若手層に強いですが、マイナビエージェントはよりきめ細やかなサポートと、若手向けのポテンシャル採用求人に定評があります。中小企業の独占求人も多く保有しているため、dodaでは出会えなかった優良企業が見つかる可能性もあります。初めての転職で、特に手厚いサポートを期待する20代の方には最適な併用先です。
参照:マイナビエージェント公式サイト
③ JACリクルートメント
ハイクラス・ミドルクラスの転職に特化したエージェントです。管理職、専門職、外資系企業への転職支援で高い実績を誇ります。dodaの弱点であるハイクラス層の求人を補完するのに最適なサービスです。年収600万円以上を目安に、さらなるキャリアアップを目指す30代後半以降の方は、dodaとJACリクルートメントを併用することで、幅広い選択肢と専門性の高いサポートの両方を得ることができます。
参照:JACリクルートメント公式サイト
dodaの登録から内定までの流れ
実際にdodaのエージェントサービスを利用する場合、どのようなステップで進んでいくのか、登録から内定までの基本的な流れを解説します。
会員登録
まずはdodaの公式サイトにアクセスし、「会員登録(無料)」ボタンから登録手続きを行います。氏名、連絡先といった基本情報に加えて、職務経歴や希望条件などを入力します。ここで入力する情報が、その後のキャリアカウンセリングや求人紹介のベースとなるため、できるだけ正確かつ詳細に入力することがポイントです。所要時間は15〜30分程度です。
キャリアカウンセリング(面談)
登録後、数日以内にdodaの担当者から連絡があり、キャリアカウンセリングの日程を調整します。面談は、対面または電話・オンライン(Web会議システム)で実施され、時間は60〜90分程度です。
この面談では、登録情報をもとに、これまでの経歴の深掘り、転職理由、今後のキャリアプラン、希望条件のヒアリングなどが行われます。自分の強みや価値観を整理し、アドバイザーと共有する重要な機会ですので、事前にキャリアの棚卸しをしておくとスムーズです。
求人紹介・応募
カウンセリングの内容に基づき、キャリアアドバイザーがあなたに合った求人をいくつか紹介してくれます。公開求人だけでなく、条件の良い非公開求人が紹介されることも多いです。紹介された求人の詳細を確認し、興味があれば応募の意思を伝えます。応募手続きはアドバイザーが代行してくれるため、手間がかかりません。
選考対策・面接
応募後は、書類選考、面接へと進みます。この段階で、dodaの真価が発揮されます。
- 書類添削: 応募する企業に合わせて、職務経歴書をブラッシュアップします。
- 面接対策: 企業の傾向に合わせた模擬面接や、想定問答集の作成をサポートしてくれます。
- 日程調整: 企業との面接日程の調整もすべてアドバイザーが代行します。在職中の忙しい中でもスムーズに選考を進められます。
内定・入社
無事に最終面接を通過し、内定が出たら、アドバイザーが企業との間に入り、年収や入社日といった条件交渉を代行してくれます。個人では言いにくい条件面の交渉もプロに任せられるのは大きなメリットです。すべての条件に納得し、内定を承諾したら、退職手続きや入社の準備を進めます。入社後も、何か困ったことがあれば相談に乗ってくれるなど、アフターフォローも万全です。
dodaの評判に関するよくある質問
最後に、dodaの利用を検討している方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
dodaの利用は本当に無料ですか?
はい、転職希望者の方は、すべてのサービスを完全に無料で利用できます。キャリアカウンセリング、求人紹介、選考対策、内定後の条件交渉まで、一切費用はかかりません。
これは、dodaが企業側から成功報酬(紹介した人材が入社した場合に、その人の年収の一定割合を報酬として受け取る)を得るビジネスモデルだからです。安心してすべてのサービスを活用してください。
dodaの退会方法は?
dodaのサービスが不要になった場合、いつでも退会手続きが可能です。dodaのサイトにログイン後、マイページ(または各種設定ページ)にある「退会手続き」の項目から、画面の指示に従って手続きを進めることで退会できます。エージェントサービスのみを停止したい場合は、担当のアドバイザーにその旨を伝えれば対応してもらえます。
面談はオンラインでも可能ですか?
はい、可能です。現在、キャリアカウンセリングは電話やWeb会議システムを利用したオンラインでの実施が主流となっています。地方在住の方や、日中忙しくてオフィスまで出向けない方でも、自宅から気軽にカウンセリングを受けることができます。もちろん、希望すれば各拠点での対面カウンセリングも可能です。
職務経歴書がなくても登録できますか?
はい、職務経歴書が完成していなくても、会員登録は可能です。まずは登録を済ませ、キャリアカウンセリングを予約しましょう。その後のプロセスで、キャリアアドバイザーが職務経歴書の作成をサポートしてくれます。dodaのサイト上にある「レジュメビルダー」機能を使えば、ガイドに従って簡単に作成することも可能です。
スカウトサービスだけ利用することはできますか?
はい、可能です。dodaでは、エージェントサービスを利用せず、自分で求人を探す転職サイト機能と、企業からのオファーを待つスカウトサービスだけを利用することもできます。エージェントサービスを利用しない場合は、その旨を担当者に伝えるか、マイページの設定でエージェントからの連絡を停止するように設定しましょう。自分のペースで転職活動を進めたい方におすすめの使い方です。